消耗品と消耗品費

 
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次の取引について、下記の語群から勘定科目を選んで仕訳してください。
事務用文房具をすずらん堂より購入し、代金¥5,000は現金で支払った。なお、当店では文房具については決算時に棚卸を行い、当期の使用額を費用に振り替える方法をとっている。
(語群)現金・消耗品・消耗品費

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【解答】
<借方科目・金額>/<貸方科目・金額>
消耗品 5,000 / 現 金 5,000

【合格直結の思考】

1.「決算時に」「費用に振り替える」ということは、購入時はまだ費用(消耗品費)ではなく資産(消耗品)

2.資産としての「消耗品」が入ってきて(借方)、代わりに現金5,000円支出した(貸方)

【合否を分けるポイント】

消耗品ごときは、購入時に「消耗品費」として費用化される場合の方が多いので、少しドキッとするかもしれませんが、「備品」と同じように「消耗品」という「資産」です(ただし備品は固定資産、消耗品は流動資産ですが)。

ちなみに、本問のような「当期の使用額を費用に振り替える方法」ではないもう一つの方法としては
「当期の未使用額を試算に振り替える方法」
があります。この場合の仕訳は次のようになります。

<購入時>
(借)消耗品費 5,000/(貸)現  金 5,000
(意味)消耗品¥5,000を購入し代金は現金で支払った。

<決算整理時>
(借)消耗品  2,000/(貸)消耗品費 2,000
(意味)決算時に棚卸を行い、当期の未使用額¥2,000を資産に振り替えた。
・・・決算整理時の仕訳は、当初計上した消耗品費のうち未使用額を消耗品に振り替えている。

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公開日:
最終更新日:2018/01/28