複合問題(当座借越と通貨代用証券)

 

次の取引について、下記の語群から勘定科目を選んで仕訳してください。
先週末に受け取った丸豆商店振出しの小切手¥30,000を当座預金に預け入れた。
現在、当座預金の口座残高は¥10,000の借越しとなっている。
なお、当店は当座預金勘定と当座借越勘定の2勘定制を採っている。
(語群)現金・当座預金・受取手形・当座借越

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【解答】
<借方科目・金額>/<貸方科目・金額>
当座借越 10,000 / 現 金 30,000
当座預金 20,000

【合格直結の思考】

1.借方は当座預金口座への入金ですが、¥10,000の借越し状態(借金)なので、まず先に借金を返済します。
(借)当座借越 10,000

2.次に、借金を完済したあとの残額を、当座預金勘定(資産)にプラスします。
(借)当座預金 20,000

3.さて貸方は?
「先週末に受け取った丸豆商店振出しの小切手」とは?
小切手という勘定科目はないし、手形でもないし・・・
当座預金に預け入れる前の、他店振出し小切手は・・・現金扱いです。

【合否を分けるポイント】

1.二勘定制の仕訳を理解しているか?
当座預金口座の残高について、
(1)プラスの時は「当座預金」勘定、マイナスの時は「当座借越」勘定と使い分ける方法が二勘定制
(2)残高がプラスでもマイナスでも「当座」勘定だけで記帳する方法が一勘定制
ちなみに二勘定制の場合、
(1)小切手を切るときは、残高がゼロになるまでは「当座預金」勘定を減らし、マイナス分は「当座借越」勘定に計上
(2)逆に口座にお金が入ってくるときは、当座借越(借金)があれば完済(残高ゼロ)まではまずその返済に充てて、当座借越を完済した残額は当座預金勘定に計上。
この出題は、借越し状態の口座に入金される(2)の場合を問うていますね。

2.他店(他人)振出し小切手(当座預金預入前)の扱い
これは、現金の範囲(通貨代用証券)の絡みです。
「通貨代用証券」という切り口からは覚えていても、逆に「先週末受け取った○○商店振出しの小切手」といわれたときに、
(1)これは他人振出し小切手である
(2)他人振出し小切手は通貨代用証券つまり現金勘定に記帳する

という方向で思い出せるかどうか。
実戦演習しておかないと、なかなか考えが至らない問題です。

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