商品払出単価の計算(先入先出法)

 
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次の7月における商品Aに関する資料に基づいて、商品の払出単価の決定方法として先入先出法を用いた場合における、商品Aの
(1)当月(7月)の売上総利益
(2)次月繰越高
をそれぞれ求めてください。
[商品Aに関する資料]
7/ 1 前月繰越 10個 @¥20
7/ 2 仕  入 20個 @¥30
7/ 8 売  上 20個 @¥50
7/16 仕  入 30個 @¥40
7/22 売  上 30個 @¥60

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【解答】(円)
(1)1,600
(2) 400

【合格直結の思考】

(1)
総売上=@¥50×20コ+@¥60×30コ=2,800
売上原価(古いものから)@¥20×10コ+@¥30×20コ+@¥40×20コ=1,600
売上総利益=2,800-1,600=1,200
(2)
先入先出法だから、古いものから出荷し、逆に在庫として残っているのは新しく仕入れたもの
本問の場合、在庫は、7/16の@¥40で仕入れた10コ=400

【合否を分けるポイント】

1.先入先出法の意味を理解していること。

2.商品有高帳をつくらないこと。
先入先出法の場合、わざわざ商品有高帳をつくらなくても、売上総利益や次月繰越高が求められます
むしろ、本試験では移動平均法で商品有高帳を作らせた後で、先入先出法による売上総利益や次期繰越高を求めてくるパターンなので、先入先出法でもイチから商品有高帳を作っていたら、試験の解答時間が足りなくなる、商品有高帳を作ってはいけない、という問題です。

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公開日:
最終更新日:2019/09/30